- 工学部
- 物質生命化学科
有機無機ハイブリッド材料研究室
アルミニウムを複合体にして幅広い用途に対応する
- 研究キーワード
- アルミニウム配位化合物
- 無機物質合成
- 人工光合成


地球上に豊富に存在する資源であるアルミニウムを用いて、付加価値の高い分子や材料を作ることをめざしています。アルミは、身近なアルミホイルから航空機まで、幅広く利用されている素材です。単独では限界がありますが、複合体にすることでその可能性はさらに広がります。
たとえば、酸素と結合した酸化物の「アルミナ」はダイヤモンドに次ぐほど硬くて丈夫です。しかし一方で加工しづらいという欠点もあるため、これを液体にしてコーティング材として利用できないかといった、新素材の開発と、実用化に結び付けるための研究をしています。また、太陽エネルギーの有効利用を可能にする遷移金属化合物や有機半導体の開発など、機能性材料の開発に幅広く取り組んでいます。
小出 芳弘教授Koide Yoshihiro[工学部/物質生命化学科]
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光を利用した機能性分子の研究をします
アルミニウム配位化合物による機能性材料の開発。カーボンナノチューブとの複合材料を使った導電性や偏光材料の作製などを行っています。また松原先生は人工光合成プロセスの要素技術開発を精力的に行っています。