- 工学部
- 総合工学プログラム
計算数理科学研究室
「水が氷になる」変化を数学的に解き明かす
- 研究キーワード
- 相転移現象
- 結晶成長
- 自由境界問題
- 最適制御


私の研究室では「自由境界を伴う非線形現象の数学的研究」というテーマに取り組んでいます。たとえば、水は冷やされると氷になり、放っておくと溶けてまた水になります。その「水が氷になる」、あるいは「氷が水になる」という変化を数学的に解明することが、私の研究の基礎となる部分です。
具体的には、これらの現象を数式で表し、実際に解いてみて、数値実験を行い、その理論的な研究結果と実際の現象を照らし合わせることで、作成した数学モデルがきちんと適合しているかを研究しています。いま私たちの前には、早期に解明すべき自然現象や社会現象があります。これらの研究活動を通して、実現象のメカニズムの理解を深め、最終的には現象を制御することを試みようとしています。
山崎 教昭教授Yamazaki Noriaki[工学部/数学教室]
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「数学は社会の役に立つ」と理解してほしい
金属物質の生成と破壊といった早急に解明しなければならない自然現象について、数学の立場から理論的に研究しています。学生には、「数学は社会の役に立つ」ということを理解してほしいと思っています。