[分子生物学分野]小谷 享 研究室
理学部/生物科学科
細胞内の骨組み構造から生命現象の神秘を探る
![[分子生物学分野]
<br>小谷 享 研究室](/att/l_1116_00.jpg)

微小管と微小管結合蛋白質(MAP)の模式図
細胞は「生命の基本単位」と呼ばれますが、挿絵ではより小さな構造物を含む「袋」にすぎません。ここでどのように生命現象が生まれるのでしょう? 実は細胞内には、これらの小さな構造物や目に見えない物質を動かし、配置し、出合わせ、引き離す役割を担う骨組みが存在するのです。この骨組み構造の働きにより、生命現象のもととなる様々な化学反応が適切な場所とタイミングで起こると考えられています。
当研究室では微小管という骨組み構造を調べています。微小管の部品となる蛋白質(模式図参照)を詳しく調べ、いつか試験管内で生命現象を再現するのが夢です。大自然が作り出した細胞という小さな神秘に、一人でも多くの学生が好奇心を抱いてくれることを願っています。
当研究室では微小管という骨組み構造を調べています。微小管の部品となる蛋白質(模式図参照)を詳しく調べ、いつか試験管内で生命現象を再現するのが夢です。大自然が作り出した細胞という小さな神秘に、一人でも多くの学生が好奇心を抱いてくれることを願っています。
Photos
Kotani Susumu
小谷 享 教授
[理学部/生物科学科]
- 専門分野
- 生物化学
- 細胞生物学
大切なのは成果に至るまでの過程や根拠
自然科学は自然に対する興味の積み重ねから生まれます。自然科学では結論に至るまでの思考過程が大事です。期待外れや失敗と思えた結果でも、論理が確かであれば、新たな発見を生む土壌となり得るのです。
